私の恋愛マニュアル
彼はダメ男?
「京香!こっちこっち!」
少し肌寒くなってきた
季節は冬
私はファミレスで中学時代からの付き合いの幼なじみ
井坂華恋と待ち合わせをしていた。
「久しぶり、なんかあった?」
「ちょっとー、第一声から私の心配~?はは。変わらないな京香は。」
「久しぶりに会いたいなんて言うから何かあったのかって思うのは当然じゃない」
「へへ。やっぱりバレちゃったか。」
「誰でも気付くわよ。」
「実はさ……私、結婚するかもしれない」
「え、本当に?!おめでとう!華恋!」
思わず私まで嬉しくなって、こうして祝福しているというのに
一方の華恋はあまり嬉しそうな反応を見せない