タイムマシン
高校から、付き合という確かな言葉はなかったけど、


私と彼はずっと一緒にいた。





彼がミュージシャンになるため上京を決め、


私も東京の大学への進学を決めた。




上京してからは、あえて一緒には暮らさず


でも、毎日のように会っては


肌を重ね孤独と不安を分け合った。







ずっと一緒にいるはずだった・・・・



でも、お互いの進む先は、



最初から違う方向へ向かっていたのかもしれない。








彼は思い描いていたものへと進んでいった。



私は彼の元を去った。






この先もっと離れていくのが怖かったから・・・・。















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