キミと、ピエロ的恋愛遊戯。
隼人の頭が叩かれた勢いで、下を向いている。


叩いた張本人はと言うと、

「何勝手に奏良の変な印象、与えてるのかなぁ〜。」


隼人の後ろで、丸めたノート片手に仁王立ちをしている。

一応断っとくけど、隼人を叩いて仁王立ちしているのは、女。


男じゃなく、女だ。



「痛ぇな・・・少しは加減しろよ、真琴。」



「男相手に加減なんてしてられるか!」


真琴って呼ばれたその女は、少しも悪びれた様子もない。






なるほど。


この真琴って人が、


「強力な親友・・・」
< 12 / 53 >

この作品をシェア

pagetop