キミと、ピエロ的恋愛遊戯。
「最初は、手を出してきた先輩をちょっと恥ずかしい目に合わせたかなぁ。」


あんまりはっきり覚えてない様子で、指を折りはじめる。





「んで、生徒会長をエンドレス鬼ごっこに参加させたり、なんちゃって教師のプライドをへし折ったり・・・・・・」



そんな会話が何分か続いた。





全部、嘘みたいなホントだった。






「まぁ、つまり。お互い問題児同士がペアにされた。みたいな?」









俺の中の三神奏良像は、この瞬間、見事に打ち砕かれた。










「それで、優等生って・・・」


「何言ってんの!」




「校則が破るためにあるように、優等生っていう地位は何しても許して貰えるためにあるんだよ!!」




なんて力説された、ある日の放課後。
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