キミと、ピエロ的恋愛遊戯。
?LIKE=好き=LOVE?
隼人の口から出てきた言葉。
その瞬間だけは、
やけに鮮明に頭に残った。
「今でも好きだ。って言ったら?」
それだけ言い残してあいつは俺の視界からいなくなった。
一人取り残された俺は、
元気のない状態のまま
置き去りにされた自分の鞄を、教室まで取りに行った。
教室のドアを開けても、
もちろん誰もいなかった。
すぐに帰る気にもなれない。
から、意味もなく椅子に腰かける。
そんな俺の頭の中で、
隼人の言葉の多くがこだました。