幼馴染だから。(2)

~祐也side~

「やべぇ…早かったか?」

只今9時50分。

ケータイと見ながら俺がいるのは桜の家
そういや昨日はあんま眠れなかったな…

一時、ケータイをいじりながら待っていると

「ごめん!待った?」

そう言って慌てて出てくる桜

やべ…超可愛い
いくら幼馴染でも桜の私服なんて久しぶりでましてや昔のガキっぽい服しか覚えていない俺にはちょっと…刺激が強かった

しかもメイクいつもと違くね?
俺のためかな?と思うと自然と気分が上がる

「祐也?行こ?」

戸惑ったように話す桜にハッとして現実に戻る
心配そうに見ている桜

普段より格段可愛い格好にくわえ、
今日は幼馴染じゃなく恋人

…やべ、照れるんですけど
赤くなる顔を見られないようにフイッと顔を背けはぐれないようにと理由をつけて手を繋ぐ

桜は戸惑っているようだが、同じように俺の手を握り返してきたためホッとする

あぁ、なんか楽しみだな♪







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