幼馴染だから。(2)

「桜。行くぞ」

背後から響く優しいテノール

あ…この声!!

「祐也!!」

勢いよく振り向くとふんわり笑っている祐也がバックをもってたっていた

あ、そうか
帰んなきゃね!

「ちょっと待ってて」

そういって慌てて帰る準備をする

「行こっか!」

バックに教科書やらいろいろ詰め込んで祐也の隣を歩く

「ん」

そう言って手を差し出す祐也
その仕草に不覚にもドキッとしながらも自分の手をからめる

…なんか、照れるわぁ///

「ふっ…お前顔赤いぞ」

「えぇ!?うそぉ!」

慌ててもう片方の手で顔を抑える

「なに?照れてんの?今更。」

「…っ///うるさいなぁ!」


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