にゃーん!

「君、名前は?」


優しそうな面影の男が話しかけた


「……貴様は誰だ」

「嗚呼!?お前誰に向かって「歳、良いから」」

「近藤さん…」

「いやぁすまなかった。私は壬生浪士組局長、近藤勇だ」

「…壬生浪士組?」


…壬生浪士組なんてあいつらの仲間にいたか?
それともあいつらの仲間じゃないのか?


「そうだ、彼は副長の土方歳三、そして…」

「あ、僕はさっき言いました。ちなみに一番隊組長なんだよ~」

「今度はお前だ、名前を言え」


土方が上から目線で璃桜に言った


「………私は…璃桜」

「姓は?」

「知らない」



< 10 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop