にゃーん!

「いっ!!」


連桜が物凄い速さで近づくと璃桜を押し倒した

鈍い痛みで璃桜の顔が歪む


「今ならまだ許してやらないこともないぞ?」

「誰が!!」


─ザクッ


「いやぁ!!」


連桜が璃桜の片腕を斬った


「嗚呼、すまんすまん、手が滑った。あー血が…もったいない」


連桜が璃桜の腕から垂れる血を嘗める


「あー身体が癒される…で?早く言わねーとお前死ぬぞ?」

「だ、れが…言うか!!」

「ちっ!もう命乞いしても知らねーからな!!」


連桜が長い爪の先を璃桜に向ける


「さぁ、何処からが良い?頭か?腕か?それとも…クックックッ…」

「……っ!」


武器がない、変化していても押さえ込まれていて動けない

璃桜は悔しくもここまでなのかと目を強く瞑った


─ドカッ




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