にゃーん!
そんな鈍い音と供に押さえられていた力がなくなる
代わりに誰かに抱き抱えられる
この匂いは…
「璃桜!!璃桜!!大丈夫か!?」
「翼…?なんで…」
「お前が心配で来たんだろーが!!」
「翼…」
「たく、痛てーじゃねーか…」
翼の回し蹴りでとんだ連桜がゆらりと起き上がる
「嗚呼、これはこれは妖狼族のお頭さんじゃないか…」
「こんのくそやろーが…」
「安心してよ。君も僕の中に…ん?あー、何か厄介なもの連れてきちゃったねー」
連桜の目線をおう璃桜は目を見開いた