にゃーん!
「……もう聞くことがないのなら失礼する」
「待ちなさい」
璃桜が立ち上がると近藤が止めた
「もう暗い、今日は泊まっていきなさい」
「結構だ。それよりも早く…もっと遠くに行きたいから」
「何故そんなに遠くに行きたいんだ?」
「それは…」
『あいつらに捕まらないため』
そんなこと言えないよ
「……お前は何に怯えている?」
「なっ!怯えてなどいない!私は少なくとも貴様らより弱くない!!」
璃桜がそう叫ぶと沖田と土方の眉がピクッと動いた
「そういえば、僕との試合まだ終わってませんでしたね。今からやりましょうか」
「は?」
「ほぅ?では俺が審判をしてやろう。道場へ行くぞ」
「は!?私はっ!!」
「さぁ!行きましょ~♪」
黒い笑みの二人に璃桜は首根っこ捕まれて連れていかれる