にゃーん!


──────────
─────


『─…ぉ…り…お…リ、オ…』


誰…?

この声は…


『璃桜…目を開けなさい…璃桜…』

『お母、さん…?』

『そうよ、璃桜』


目の前にいたのは私のお母さん

周りは真っ白で何も見えなかった

私は此処が死の世界なんだと思った


『お母さん…会いたかった…!!』

『璃桜…ごめんね』


お母さんは私を抱き締めながら言った


『ごめんね側にいて守ってあげられなくて、ごめんね辛い思いさせたね…』

『ううん…ううん…そんなこと、ないよ!』

『本当はもっと側でいろんなことを教えてあげたかったけど無理だった…』

『お母さん…』

『だからこれが最後』

『お母さん…?』

『親としての最後の贈り物よ』


お母さんはそういうと私から離れた




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