にゃーん!
『お母さん…お母さん…ヒック…』
真っ白の世界だった私の周りはうずくまって泣いていると日が沈むように真っ暗になっていった
この世界に響くのは私の嗚咽だけ
だんだん寒気もしてきた
『ヒック…ヒック…』
─璃桜
『……誰?』
微かに聞こえた声
でも周りをみても誰もいない
─璃桜
『誰?何処なの!?』
璃桜は立ち上がり辺りを見渡した
すると、遠くが微かに光っているのが見える
『…光?』
璃桜はその光の方へとゆっくり向かい始めた