にゃーん!
「痛い…」
腕の傷を押さえると血が包帯に染みだした
「傷口が開いたのか?」
「嘘…なんで…」
「連桜の毒のせいか?」
佐之の言葉にふるふると首を振る璃桜
「違う…連桜の毒はもう消えてる」
いつもなら連桜の毒は数日で消せる
ましてや、2日も寝ていたんだ
毒などとうに消せているだろう
「それじゃあなんで…?」
「……まさか!」
「え!?ちょっおい!」
「っ…」
璃桜は身近にあった小刀を持つと手を少し切った