にゃーん!
「では腕試しとしよう」
璃桜は満面の笑みでいうと竹刀を持った
「良いけど、怪我してもしらねーぜ」
新人は余裕そうにいうと竹刀をもって構えた
「おい!お前審判しろ」
「はっはい!!では、両者構えて…始め!!」
─ぱぁん!!
「うわっ!」
開始の合図とともに飛び出した璃桜
いつもは相手の身体に竹刀をつけるだけだが、今日はおもいっきり叩いた
あまりの速さに対処できなかったのか新人が吹き飛ぶ
「なっ!」
壁に激突した新人が顔をあげると目の前には竹刀を持った璃桜が睨みながらいた
「勝者!璃桜!」
「「「「「おぉぉおぉぉ!!」」」」」
審判の声に隊士たちが雄叫びをあげる
「口ほどにもないな、ガッカリだよ」
璃桜が鼻で笑いながらいった
「くそっ!」
「またあんなこと言ったら…こんなんじゃすまないから」
「っ!!」
璃桜のあまりの怖さに新人が青ざめる