にゃーん!

「おい!炭じゃねーよ!魚だよ!」


いきなり叫んだのは平助

っていうか魚だったのか


「そりゃあ…ちょっと焼きすぎたとは思うよ?でも大丈夫!!食べれるから!」


……あきれた
これがちょっと?
どんな焼き方したらちょっとでこんなにも…


「璃桜、今日の昼から飯を作れ」

「は?私が?ずっと?」

「そうだ、お前の仕事だ」


こいつらはバカだな

そりゃあ…
ずっと料理してなかったけど私だって女だ
ずっと前に母から習っていたからある程度はできる

だが、私に作らせるのか?

昨日来たばかりの見知らぬ私にか?

そんなやつに飯を作らせるのか?

そう易々信じるのか?

いや、昨晩から見張りもついていることだし信じているわけではないか





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