にゃーん!

「……山崎、見下ろすな」


三人が近づくのとほぼ同時に布団に丸まったまま璃桜がいった

すると、屋根から山崎くんが降りてきた


「おー体調はどーやぁ?診察したろ」

「お前くるまっててもわかるのか」

「すげー」


布団に丸まったまま言い当てた璃桜に感心するみんな

だけど僕は『今妖怪化してるからなんだな…』と一人思った


「診察は必要ない、良いから出てってくれ。今日は総司以外入ってくるな。あと山崎、監視するな」


璃桜はモゾモゾしながら早口でそういった



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