にゃーん!
「は?狼!?」
「グルルルル…」
「え?お前…もしかして翼?」
「久しぶりだな」
「し、喋った!?」
近づいてきた翼を見て目を見開く璃桜
翼は平助を威嚇しながらフラフラと璃桜の足元へ近づいてきた
「翼…久しぶりだね…」
璃桜は嬉しそうに翼を抱き締めた
「ん??お前どうしてその姿…」
「ただ疲れているだけだ、少ししたら戻る」
何か不思議なことがあるのか璃桜は頭を傾げながら翼を見た
「あの~…璃桜?」
「え?あ、平助いたの」
「………その狼何?」
「妖狼族の翼だよ。私のたった"一人"の友達」
「妖狼族…?」