にゃーん!
「そ、翼は妖狼族の頭なのに半妖の私と仲良くしてくれたの」
「フンッ半妖とかそんなの関係ねぇよ」
「うわっ!」
急に強風が葉と共に吹いて思わず目を閉じた平助は目を開けると目の前に立っていた男に驚いた
さっきまでいたボロボロの狼は一瞬で毛皮の服を着た長い黒髪を1つに結った美形の男に変わっていた
「あ、人形(ヒトガタ)になったんだ」
「こっちの姿の方が色々と便利だからな」
「えぇ!?」
「たくっ、ギャーギャーうるせぇ餓鬼だな」
「なっ!がっ餓鬼ぃ!?俺はぁ!!「あー悪い平助、こいつ口悪いけど悪気はないから!!」」
璃桜は物凄く拗ねる平助をなだめた