年下家庭教師



あたしは、覚悟を決めて


小さく頷いた。



パタン………


ドアが閉まる音が


やけに大きく聞こえた。



「ここ、座れば?」




「ぅ、うん………」




彼方の隣には何回も座った。



だけど、今回は訳が違う



自然になんてできるわけなく、


ぎこちなく隣に座った。




「なぁ、茉李遊は俺のこと好き?」



隣に座って、


彼方の手があたしの肩にまわって


肩と肩がくっつく。





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