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しゃがみこみ頭を抱える藤島君。
それを私たちは見つめることしかできない。
ふと上を見た時。
天井についてたであろう板がぐらぐらしてる。
「藤島君!!!危ない!!!!」
私がそう叫んだ時には遅かった。
藤島君はその板の下敷きになるように死んだ。
あっけない死に方だ。
でも藤島家の人は皆死ぬことになったんだ。
「これで第2回戦を終了いたします」
2回戦の終了を聞いて皆昨日とは違って平然としていた。
それは自分が死ぬことはないという事。
今日は生きられる。