バッドエンドにさよならを
「ノートは明日渡せばええやろ。サワの机にいれとく?」
「あー…俺今日サワんとこ行くわ。」
中井の提案を断り、ノートを鞄の中に入れた。
「そう。はよ仲直りせえよ?」
二宮は眉を下げながらそう言った。
「…え?」
「サワと今岡くん、ケンカしとるんやろ?なんかおかしいもん。」
中井も頷く。
サワが俺を避けていたときは全く気づいてなかったのに。俺はそんなにわかりやすいのだろうか。