バッドエンドにさよならを
その後、メールで『ユウ、ありがとう(/_;)いつでも連絡して!僕もメールする!そっち行くときは遊ぼう!てかこっちにも遊びに来て!』と送られてきた。
「ふはっ。」
サワの賑やかな声が伝わってくる文面だった。
「今岡くん!」
中井と二宮が教室から出てきた。
「サワからアド変のメールきた!あいつケータイ変えたみたいで!」
「ああ…うん、俺にもきた。」
「そっか。ケータイってのは便利だよな。離れとってもいつでもつながるやろ。」
笑いながらそう言う二宮。
「そうだな。」
いつでもサワと話せる。素晴らしい文明の力。
離れ離れでも俺たちの友情は終わらない。そう思えた。
そう思っていた。