バッドエンドにさよならを
俺は何も変わらなかった。
中井や二宮と話して、暇があれば喧嘩して、担任に説教されて、適度に授業をサボる毎日。
でも、たまに放課後、中井や二宮と遊ぶこともある。主にカラオケやボウリング。
「俺もバイトしようかなー。」
二宮が呟いた。
「え?」
「だって、サワもしおるんやろ、バイト。俺は小遣い稼ぎ程度のやつでいいけど。」
「お前は学力低いんやからバイトどころやないやろ。」
中井が冷たく言い放つ。
「うるせ!」
「 2人もサワと連絡とりおん?」
「たまーにな。まあサワも向こうの生活があるやろうし、向こうの友達との付き合いもあるからそんなにしてないけど。」
「そう。」