バッドエンドにさよならを
「サワ!」
階段の下で横たわるサワ。
「やっと、これでやっと復讐できたわ。」
笑う母親。狂ってる。
階段を駆け下り、サワのもとに向かった。
「サワ!しっかりしろ!サワ!」
「ユウ…」
「サワ!」
「やっぱり僕は…幸せになっちゃいけないんだね。」
「何言ってんだよ。なあサワ、おい!サワあ!」
サワは目を閉じ、動かなくなった。
「サワ…帰るんだろ。一緒に…なあ、起きろよ。サワ…起きてよ…」
周りの音なんて何も聞こえなかった。