バッドエンドにさよならを
ドアを開けて見てみると、確かにいた。
グラサンにキャップをかぶってリュックを背負っている。
なんだあいつ。…何かを探してるのか?
じっと見ていると目が合った。
そして笑ってこっちに寄ってくる。誰だ。
「今岡!」
「…あ。」
鹿島だった。
「久しぶりだな!」
「なんでここに?」
「井上の見舞いだよ!道迷っちゃって!」
「お前…不審者扱いされてたぞ。」
「不審者…?ああ!俺太陽光に弱くてさ!」
「どんなや。」