バッドエンドにさよならを
ちなみに、中井は大学に進学して経済の勉強をしている。そして登山部に入って山に登っているそうだ。よくわからない。
二宮はパティシエになりたいらしく、専門学校に通っている。
2人とも学校が県外のため、実家を離れて一人暮らししている。
そしてサワは、県内だがここからは通えないため、一人暮らしを始める。
「サワ、部屋決まったん?」
「おん。大学の近くんとこ。」
「そっか。」
「遊び来てな。」
「おん…」
「何?どしたん?」
「寂しくなるな。」
「…そうやなあ…。でもな!毎日電話するけん!」
「ほんとに?」
「おん!ユウに迷惑がられても電話やめんけん!」
サワは二ヒヒっと笑った。