バッドエンドにさよならを

「だって、いつも飲んどるやん。学校の自販機のあのくそ甘いチョコバナナジュース。あんなん飲みおるのユウしか見たことないで。」

「嘘やん。」

「マジ。僕一回友達と飲んだけど、もう二度と飲まんって思ったもん。」

「え、」

「行くやんな?」

「…おん。」

「やった!僕苺クレープ食べよー。じゃ、トイレ行ってくるー。」

サワはスキップしながら廊下に出た。

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