バッドエンドにさよならを


「じゃあね。」

会計を終え、店を出ると、サワはすぐにそう言って歩き出した。

「ちょっと待てよサワ!」

「…なに?」

「なんも解決してないやろ。」

「もう話すことはないよ。ユウとはもう一緒に居たくない。」

頭を鈍器で殴られたような衝撃が走った。

今までいろんなやつから拒絶されて生きてきた俺だったが、サワから拒絶されるとは思わなかった。

言葉で直接言われると正直こたえる。

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