バッドエンドにさよならを

「僕みたいな人間が、ユウみたいな綺麗な人と一緒にいちゃいけないんだ。」

サワ?サワはどんな人間なんだ?今思えば俺はサワのこと何も知らない。どうしてそんなに自分を卑下してるんだ?過去に何かあったのか?俺は綺麗な人間なんかじゃない。暴力振るって人に迷惑かけて、みんなから煙たがられるようなやつだ。サワはそんな俺にも優しく接してくれた。どんな人でも命をかけて助けようとする。サワほど優しくて綺麗で、いいやつはどこを探してもいない。

「サワ…俺はサワのおかげで笑ってられるんだ。お願いだ。今まで通り喋ってよ。サワに避けられたらもう…生きていけない。」

孤独なんて平気だと思っていた。きっと孤独がわからなかったからだ。

サワがいて、誰かと一緒にいることを覚えた今、孤独の本当の意味を知った。

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