隣の彼の恋愛事情
「いや~神崎くんお手柄だったよ~」
バーコード(課長)が嬉しそうに、部屋に入ってきた。
どうやら、山本社長との契約は前向きに進むことになったようだ。
「いや。私はなにも。こちらこそ大切な商談の席に失礼しました。」
私の世間話程度で契約が成立するとは思えないが、場の雰囲気が変わったのは確かだろう。それで少しでも話が進んだのであればよかった。
バーコードから少しおくれてアイツも席にもどってきた。
「ありがとう。助かった。」
そう言って、ふんわりと微笑んだ。
(わぁ・・・)
私は今まで社内では決して見たこともない裏の?イケメンのアイツの笑顔に思考回路が一瞬停止した。
(その笑顔、反則―――――!)
そして私の頬が一瞬にして赤くなるのがわかったので、慌ててうつむいた。
(やばい~)
「お前、人がお礼言ってるのに、無視かよ。ったく」
そう呟いて、アイツは自分のPCに向かって仕事を始めた。
(よかった、顔赤いのバレてないよね)
安心して、書類の山を片付けにかかった。
すると隣から声を掛けられる。
「今日はあんまり残業するな。今日のお礼に飯連れて行ってやる。」
ぼそぼそと私にしか聞こえない声で、アイツがそう言った。
バーコード(課長)が嬉しそうに、部屋に入ってきた。
どうやら、山本社長との契約は前向きに進むことになったようだ。
「いや。私はなにも。こちらこそ大切な商談の席に失礼しました。」
私の世間話程度で契約が成立するとは思えないが、場の雰囲気が変わったのは確かだろう。それで少しでも話が進んだのであればよかった。
バーコードから少しおくれてアイツも席にもどってきた。
「ありがとう。助かった。」
そう言って、ふんわりと微笑んだ。
(わぁ・・・)
私は今まで社内では決して見たこともない裏の?イケメンのアイツの笑顔に思考回路が一瞬停止した。
(その笑顔、反則―――――!)
そして私の頬が一瞬にして赤くなるのがわかったので、慌ててうつむいた。
(やばい~)
「お前、人がお礼言ってるのに、無視かよ。ったく」
そう呟いて、アイツは自分のPCに向かって仕事を始めた。
(よかった、顔赤いのバレてないよね)
安心して、書類の山を片付けにかかった。
すると隣から声を掛けられる。
「今日はあんまり残業するな。今日のお礼に飯連れて行ってやる。」
ぼそぼそと私にしか聞こえない声で、アイツがそう言った。