隣の彼の恋愛事情
「そんなこと言わないで、紅もそろそろ彼氏つくらなきゃ。枯れちゃうよ。」

私の、ほっぺをつつきながら早希がいう。

「それに、勿体無いわ~このEカップ。まさに宝の持ち腐れね。」

次は私の胸をツンツンつついた。

「も~、早希だんだんオヤジになってない?」

ぷくっと頬をふくらませながら私は早希を睨んだ。

「というわけで、本日は定時あがり厳守でお願いします!」
そういって早希はひらひらと手を振りながら私の前をかけていった。

(も~相変わらず超強引!)

私も頬をふくらませたまま、少し脚を早めて会社へと急いだ。
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