運命共同体!?
男は、私の言葉を待たずして言う。


「2年1組 柏野那亜(かしのなあ)です。」

「ふーん。で?なんだっけ?」

こ、コイツ!!
誰ってきくから名乗ったのに
ふーん。かよ!!
ありえない。

「だーかーらー。私の大親友の勇気を振り絞った告白をあんな“俺さあ、お前みたいな遊べねぇようなお堅いヤツ嫌いなんだわ。”ってデリカシーの一つもない言葉を並べて断るなんてかおかしいでしょっ?!」

「別にホントのことだろ?」

「あ、あんたねー。」

スカートを握りしめ睨みつける。
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