それでも君が好きだよ
「ハッ…!!いや、突然だったから…!」
私は思わず手を顔の前で横に振った。
「ハハハッ…お前らしいな。浮かれてんのか?デザイナーになった気分ってやつ?」
「えへへ…。ば…バレたか。」
私は照れるように頭をかいた。
そうやって柏原くんと笑いあっている
うちに時間はあっという間に経ち、皆は
教室から出てグランドで待機していた。
私と柏原くんも後を追うように
グランドの方へと駆けていった。