それでも君が好きだよ
そんな私を助けるかのように
体育会開始の合図の
バーンという音がなった。
『わぁぁぁぁっ!!』
という皆の声のボルテージが上がる。
プログラムが進んでいく程に皆の
盛り上がる声が大きくなっていった。
「プログラム3番のスウェーデン出場者は準備してこちらに並んでくださーいっ!!」
と、体育会実行委員長さんの声がかかる。
結愛が観覧席でしっかりと靴紐と
はちまきを結び直した。
「結愛、頑張ってね!!」
「任しといて!
私、絶対1番とって戻ってくるから!!」