それでも君が好きだよ

《貴方に告白してきた人》



とだけ書かれていた。



「なっ…。なんじゃこりゃーーっ!!」



思わず顔が引きつった。




バカにしてるのか…!?


私をバカにしてるのか!?



私がモテないのを知ってわざとか!?



そんな動揺した私を見た1-5の皆が



「音ちゃん、大丈夫?」



「俺が持ってる物だったら貸すぜ?」



と観覧席で声援をくれた。



「だ…大丈夫。見つけるから…。ありがと。」



そう言って私は隠しきれない動揺で

笑顔を作って皆に手を振った。



すると……
< 110 / 272 >

この作品をシェア

pagetop