それでも君が好きだよ
番場くん、もしかして私のために?
「迷惑だったろ?こんな奴に冗談でも告られてさ…。」
そう言って番場くんは
トボトボと歩いていく。
「番場くん、どうして貴方はそうやって
自分を悪者にするの…?私は………」
<嘘でも嬉しかった…。>
そう言いたかったのに言葉がでなかった。
番場くんの小さく笑う顔が見えた。
そして私と番場くんはクラスの皆を
整列させて体育会実行委員として、
学級旗を立て、朝会台の前に立った。