それでも君が好きだよ

「え…?」



「番場くんと仲が良い音だから言えなかった。私さ、友情を壊してでも彼を手にいれたいと思ったから…。」



そう言う結愛の瞳はいつもと違った。


怖い…。どこか憎悪さえも感じられた。



結愛は私に小さく笑み、先に



体育館へと走っていった。




「結愛じゃない…。あれは…結愛じゃ…。」



私はその場から少しの間動けずにいた。


まるで何かに怯えるかのように…。
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