それでも君が好きだよ
会いたいよ…。今会いたい…。
ねぇっ…番場くん、貴方に会いたい…。
―――ガラッ
私は柏原くんのおばあちゃんの銭湯の
ドアを思いっきり開けた。
そして、なんでか分からないけど
おばあちゃんのたっているいつもの
フロントの方に近づいていった。
だけど、そこに私の探している人は
立っていなかった。
フロントに立っているのはバイトでよく
おばあちゃんのお手伝いをしてる
北条 蓮華(ホウジョウ レンゲ)さんだった。