それでも君が好きだよ
「……音ちゃん?あれ…どうしたの?もうお風呂なおったんじゃなかったっけ?」
あっ…そうだ。何の用もないのに
こんな所に来て変に思うよね…?
「えっと…。あの…おばあちゃん居る?」
「あっ…おばあちゃんは一週間前に
ここで倒れて…それ以来和佳くんも
付きっきりで病院なの…。」
「えっ…。」
私は驚いて、柏原くんから貰った
花のブーケを手元から落としてしまった。
「それ…どこの病院ですか!?」
私は目を大きく見開いて蓮華さんの
肩をガシッと掴んでいた。