それでも君が好きだよ

「のっ…音ちゃん、落ち着いて!!」



その声で私の意識は戻った。



「はっ…。あ…えと…ごめんなさい。」



私は蓮華さんの肩から手をのけて少し


離れた。ムキになってたんだ…私。



「音ちゃん、大丈夫?何かあったの?」



蓮華さんは私を心配そうに見ていた。





「ううん…大丈夫です!それより、
おばあちゃんの病院教えてください!!」



私は自分の事よりも番場くんの事で


頭がいっぱいだった。
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