それでも君が好きだよ

―――そして次の日。



晴れ晴れとした空に華やかな学校。


賑わう生徒達の間を歩いていく。



「おっはよーっ!!柏原くん!」



「………え゙!?」



俺は教室に入って驚いた。


皆がニヤニヤと笑って俺の方を見ている。


しかも皆の服装が…なんか変!?



「委員長、柏原くんに早急衣装を!!」



「イェッサー!!」



委員長が俺の腕をつかんで男子更衣室へ

連れていく。



「まっ…待て。今日なんかあったっけ!?」



俺が委員長を廊下の途中で止めると委員

長は驚いたように目をパチクリさせた。
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