それでも君が好きだよ

番場くんが私の頭を撫でた。



「白い雪が俺達を助けてくれたんだよ。」



そう言って番場くんは笑ってたね。



そして、私から離れてこう言った。



「北野と話つけてくる。」



番場くんは又、3階の

教室の方に目線を戻した。



「うん…。私も分かったよ…。柏原くんと
番場くん…どっちが好きなのか……。」



「えっ…?」




「ごめんね…。番場くん。」
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