それでも君が好きだよ


「あはははっ…!もうっ柏原くんったら。
柏原くんといると本当調子狂っちゃうな…。」



音はいつものように笑った。緊張しきった


その堅苦しい表情も柔らかくなった。



「やっと笑ったな…。」



俺は音の髪をグシャグシャっとして


教室に戻ろうと音に背中を向けた。


すると……



「ありがとう。私、柏原くん大好きだよ!!」



と音は俺に向かって叫んだ。



「バカッ!!それ、俺に言っちゃダメだろ///」



思わず音の言葉に顔を真っ赤にして振り返った
< 239 / 272 >

この作品をシェア

pagetop