それでも君が好きだよ
「ば…んばくん?」
「あいつと幸せにな…。」
番場くんはそれだけ
言い残して屋上を去っていった。
私…告白さえも拒ばれたの?
何も聞かずとも拒否ってこと?
やっぱ番場くんは私が嫌いなの…?
「うわぁぁぁ………うっ…」
いっつも番場くんの前では泣いてばっか
で笑おうって決めたのになんで……。
なんで涙が止まらないの…?
屋上の空はもう真っ暗で星が出ていた。
その中で消えそうな心は助けてと星に
手を伸ばすけどそれさえも届かなくて…。