それでも君が好きだよ
「えっ…。まだ出てくる時間には早い…。」
「じゃあ、見てみなよ!!時間なんかに囚われず、今をどれだけ楽しむかが重要なんだからっ!!」
柏原くんは目線を時計から
はなして私と同じ空を見上げた。
「ま…マジで…ほんとに綺麗だ…。」
そう言って空を見上げる柏原くんの顔を
そっと盗み見た。すごく嬉しそうな顔…。
彼の嬉しそうな顔は初めて見た。
「なぁ…新井…。」
「うん…?」
「こないだはごめん………てか
ブスなわけねーだろ…っ/////」
「へっ…?」