それでも君が好きだよ

「もおっ!!教えてくれたって良いのに!!」



私がすねたようにそう言うと柏原くんは



「教えられるはずねーだろ…。」



とボソッと何か言った。


よく聞こえなかったけど



柏原くんの顔が少し、赤い瞳の色と


似てた気がしたのは私だけかな…?



「柏原くん、ありがとう。」



「おうっ…又学校でな!!」



「うん!!じゃあね!!」



こうして私は柏原くんと仲直りできた。


私が初めに流星に

願ったのは何だと思う?



『柏原くんと仲直りできますように。』


願いがかなって良かったよ…。
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