それでも君が好きだよ

その途端に


―――ガバッ…


と暖かいものが私の冷たく冷えきった


体を包み込んだ。



「ばっ…////番場くん////!?」



私はどうやら番場くんに

抱き締められてしまったようだ。



「何だよ…君が女みたいなこと言うどころが俺が本当の男になってるじゃないか///」



「番場くん……。」



私は番場くんの震える肩を落ち着かせる


ようにトントンと肩を叩いた。



怪我してる上に転校生として陸部に

スカウトされ、皆からの期待を背負い、



どれだけのプレッシャーが彼を襲い


かかったのだろうか…。
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