それでも君が好きだよ
能力と秘密…
―――ジリリリリ…
鳴り止まない目覚まし時計とカーテンの
間から差し込む眩しい日射しに目を開く。
いつもどうりの毎日。
いつもどうりの制服。
いつもどうりの学校。
いつもと違うのは…
「おはよう…柏原くん。」
「はよ…。新井、大丈夫か?」
「えっ…何が?」
「もうあいつの事は気にするな。」
「……………っ///!!?」
そんな風に言われる度に
柏原くんに私の心を
捕まれているような…
なんだか怖い…そんな感覚になる。