それでも君が好きだよ

「それじゃあね。」



私は番場くんに手を振って


ドアをガラッとあけた。



外に出ると雨がザァーと降っている。


そう言えば今日は天気予報見てなかった!!



「くっそぉ…やられた…。」



思わずそう声がでた。



私はダッシュで家に帰ろうとした。


が、しかしっ!!




「待てっ!!新井っ!!」




という声と後ろから真っ黒な傘が


私の頭の上に覆い被さった。



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